【いろは】
(チャイルドサポート岐阜株式会社)
代表取締役 山田 公子
こんにちは。【いろは】の山田です。
私は主人(以下 塾長)と22年前に学習塾を始めました。
当時は、発達障がいを持つ子供たちのことを詳しく知りませんでした。
初めての出会いは21年前、個別説明会に来られた小学校4年生の男の子でした。
お母さんから、障がいを持っていることを打ち明けられましたが、その指導を引き受けました。
彼の入塾後、初めて現実を知りました。
授業中、つきっきりになる時間が何度も訪れたのです。
以来、同じ受講料をもらっている限りは、すべての生徒を公平に指導するという見地から、心ならずも入塾をお断りしてきました。
8年前、最終「難関大学合格を目指す塾」として舵を切り、高校部を新設し、東大、医学部、早慶をはじめとする難関大学に合格者を輩出するようになって以降は、その様なご家庭からの塾への問い合わせは途絶えていました。
昨春のことでした。
塾生のお母さんから一本の電話がありました。
「今度下の子が小学校に上がるのですが、お兄ちゃんと同じ塾に行きたいと言うのです。実は下の子障がいがあるんです。どうでしょうか?」
塾長は遠回しにこうお断りしました。
「どの生徒も公平に見させて頂いております。授業の間、座って学習できるようでしたら、お預かりさせて下さい」
「そうですよね、わかりました」とお母さんは残念そうに電話を切られたそうです。
それ以降、塾長の頭からそのことが離れないようで、「これでいいのかな…」と毎日のように言っていました。
それから2週間後のことです。
福音は長崎から届きました。
私どもが加盟している塾の会でお世話になっている、
くわはら塾の桑原代表が「発達支援コーチング」を取り入れた「チャイルドハート」という「発達支援・放課後等デイサービス」を経営されており、これから同志を募るというのです。
私たちはすぐに長崎へと向かいました。そしてチャイルドハートで素敵な光景を見たのです。
そこでは子供たちが息を弾ませ、目をキラキラ輝かせ、指導員さんたちと、運動に遊びに思いっきり汗を流し、そして机に向かい学習を始めるのです。そのイキイキとした姿。
私たちが2週間の間彷徨った「答え」はそこにありました。
塾長は即座に桑原代表に「チャイルドハート」への加盟を申し込み、その日のうちに長崎を後にしたのです。
現在は独立しましたが、そのノウハウと、母体が学習塾だからこそできる独自の教育方法を組み合わせた新しい教育手法を開発、発達障がいを持つ子どもたちと日々向き合っています。
今では、私は神様が、生まれ育った岐阜の地に、人生最後のご奉公をさせようとしているのだと思っています。
日本には現在70万人を超えるいわゆるニートが存在し、その三分の一以上は障がいを持った方だといわれています。
一人でも多く、夢を持ってイキイキと働ける近未来の大人を育てることが、【いろは】の使命だと考えます。
現在お困り感のあるお子様、その親御さんの笑顔が広がるように、スタッフ一同「心」をこめて支援致します。
どうぞ【いろは】へお気軽にお問い合わせください。
まだ見ぬあなたとのご縁を大切に、どうぞお越しをお待ちしております。
2018年4月1日